WEBデザイナーのステップアップのイメージ

WEB制作

WEBデザイナーで大丈夫?【プロ解説】将来性と収入アップについて

この記事の内容

  • WEBデザイナーをしているけど将来が不安
  • これからWEBデザイナーを目指して大丈夫?

WEBデザイナーで働くことの将来性に不安を感じている方向けの記事です。

この記事を書いている僕は、制作会社を設立して、WEB制作をしながら経営もしています。体験談やノウハウを混ぜつつ、現在のWEB市場の状況から論理的に解説していきます。

2020年現在、WEBデザイナーに将来性はあるの?

WEBデザイナーの将来性に不安なイメージ

いきなり結論ですが、将来性はあります。
理由は、需要(仕事)があり、継続することで「スキル」という価値を自分のものに出来るからです。要は手に職ですね。

仕事数は増加、まだまだ伸びている市場

「WEBデザイナーも増えてるし仕事がまわってこないんじゃ…」といった不安をお持ちの人もいるでしょう。
正直、現場では圧倒的に人手不足です。

dodaさんの業種別の転職倍率データによりますと、IT・通信の分野で著しく働き手が足りないことが分かります。

転職求人倍率レポート(2020年3月)

「1」より大きくなるほど仕事の数が多く、「1」より小さくなれば仕事探しが難しくなりますが、IT系は常にトップで、2017年後半からずっと「6」以上です。

SNSで現場の声も見てみましょう。

つまり、仕事の数が多いが、人が足りない状況です。成熟しきっていない市場で、まだまだ大きくなるので、今からこの業界に参入しても大丈夫と言えます。

WEBデザイナーの年収はどれくらいか

給料のイメージ

正社員として働くか、独立するかで大きく変わる

独立して売れっ子WEBデザイナーになれば、年収1,000万円も大いにあります。
正社員の場合、平均年収は500万円となっています。

2019年版 職種別 モデル年収平均ランキング

地方であれば300~400万弱くらいです。

独立する場合は、「収益の安定化」が最大の課題となるので、WEBデザインに100%の力を投入できないかも知れません。

僕は、独立して最初の月収は4万円でした。

  • 正社員……【年収】400~500万円ほど
  • 独立………【年収】0~1,000万円以上

正社員でのステップ

WEBデザイナーを経て、WEBディレクターやプロデューサーになれば収入も上がりますので、一つの選択肢として考えても良いでしょう。

「デザインしかしたくない」って人でも、マーケティングができたり数字が読めたり、多彩に武器を持つことで、結果としてデザインに生かせるのでトータルスキルも高まります。

WEBデザイナーからのステップ

因みにWEB業界未経験でWEBディレクターになるより、デザインやプログラムなど手に職を付けてからディレクターになる方が、質の高いディレクションが出来ます。
WEBディレクターからの視点と、WEBデザイナーからの視点、2つの視点から分析・判断が出来るためです。

独立へのステップ

独立でガシガシ稼ぎたい人も、まずは就職してWEBデザイナーとしてのスキルを磨きましょう。

独立後は、これまで培ってきたノウハウや人脈を駆使して仕事をすることになりますので、会社内での人間関係を育みつつ、目の前の仕事を一生懸命こなして吸収してください。

会社の変なルールで悪習となっているものや、日頃の業務で改善できるようなところ、不具合に感じる場面に対し、「自分ならこうする」といった意識で臨むと独立後に生かせます。

ルーティンワークがあるなら早めに終わらせて、新しいことやクリエイティブなことへ率先してチャレンジしましょう。失敗しても上司に怒られるくらいなのでヘーキです。
自分の会社で失敗が続いたらご飯食べれなくなりますからね…。

給料を貰いながら独立後に使える勉強が出来るなんて、一石二鳥です。

正社員でも独立でも視野を広げ、何か「武器」を持ったデザイナーになれば強いです。

WEBデザイナーとして稼ぐには?収入アップを目指す

収入アップのイメージ

「あの人に頼もう」の【あの人】になる

WEBデザイナーとして稼ぐためには、名前を売ることです。
メディアに出たりSNSで派手な企画をすることだけが、名前を売ることではありません。

発注者がWEBデザインの仕事を依頼する際に、「これはあの人にお願いしてみようかな」と顔が浮かぶ存在になることです。

規模は問いません。社内でも出来ます。
「あの人、シンプルなデザインが得意だったよね?」とか「高級感を出すのが上手だよね」とか。案件の属性に合わせてお声が掛かるような仕事を心掛けることです。

「〇〇〇〇=自分」のような自己プロデュースが大切です。

口で説明できる差別化をつくる

商業デザインはロジカルである必要があるため、口で説明できなくてはいけません。
それと同じように、「あの人(あの会社)と君は何が違うの?」といったことにきっちりとした説明ができると、それが武器になります。

例えば

  • イラストが描ける
  • 数値化した分析が得意
  • 異国文化に詳しい
  • 人に説明することが上手

「イラストを描ける」といっても一般人より少し上手いくらいで大丈夫です。
絵師じゃありませんからね。

「人に説明することが上手」なら、ディレクターやプロデューサーを目指していけますので、そちらの知識を付ければかなりの武器になります。

考えてみると自分がこれまでやってきたことや、今興味があることから武器になりそうなヒントはあります。

自分なりの武器を見つけて、収入アップを目指しましょう。
会社でも独立でも、他者との差別化こそ収益アップの近道です。

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